建設キャリアアップシステムに登録するときは、事業者登録・技能者登録ともに、いくつか必要となる書類があります。おそらく、添付する書類が何かわからず難航してしまう方も多いと思います。必要となる書類は、事業者や技能者ごとに多種多様です。そこで、おおまかに必要とされる書類の例を挙げていきたいと思います。
事業者登録
事業者登録をするときに必要となる書類は、大きく分けて「事業者証明書類」と「社会保険等の加入証明書類」があります。
事業者証明書類の提出書類(資本金が確認できるものを用意する)
建設業許可を受けている場合
①建設業許可証明書
②建設業許可通知書
※①と②のどちらか一方のみで足ります。
※建設業許可番号より、資本金などのデータを参照するために必要となります。
建設業許可を受けていない場合
・法人
①事業税の確定申告書
②納税証明書+履歴事項全部証明書
※①か②のどちらか一方のみで足ります。
・個人事業主(一人親方)
①納税証明書
②所得税の確定申告書
③個人事業の開始届
※①~③のどれか一つで足ります。
社会保険等の加入証明書類(事業所の形態によって、該当する社会保険等の加入証明書類を準備して頂きます)
・健康保険加入証明書類
全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している場合
①領収済証等
②納入証明書
③適用通知書等
④決定通知書
⑤支払届
※①~⑤のうちどれか一つで足ります。
健康保険組合に加入している場合
領収済証等
健康保険適用除外(国保組合)に加入している場合
①加入証明書
②領収済証等
③承認証
※①~③のうちどれか一つで足ります。
年金保険加入証明書類
①領収済証等
②納入証明書
③適用通知書
④決定通知書
⑤支払届
※①~⑤のうちどれか一つで足ります。
雇用保険加入証明書類
①加入証明書
②適用事業所設置届
③納付書・領収書
④申告書
⑤納入通知書
※①~⑤のうちどれか一つで足ります。
その他、労災保険などの加入証明書類があります。
技能者登録
簡略型登録の場合
・本人確認書類
日本国籍の方
①個人番号(マイナンバー)カード
②運転免許所
※①と②のどちらか一方で足ります。
外国籍の方
①特別永住証明書
②在留カード
※①と②どちらか一方で足ります。
上記書類が提出できない日本国籍・外国籍の方は、パスポートと住民票(この場合両方必要)で代用することができます。
・カード用写真
※画像のサイズは294×378ピクセル
※6か月以内に撮影したもの
※正面・無帽・無背景のもの
・加入社会保険等証明書類(加入状況に応じて必要になってきます)
健康保険→健康保険被保険者証
年金保険→厚生年金等加入証明書
雇用保険→雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用)
建設業退職金共済→建設業退職金共済手帳
中小企業退職金共済→中小企業退職金共済手帳
詳細型登録の場合
必須となる書類はないが、登録したい情報に応じて(保有している資格を登録するなら保有資格証明書類を添付する)必要となる書類があるので、注意をする。
また、全ての書類に共通して、本人以外の個人情報が記載されている場合は、マスキング(消す)こともわすれてはなりません。
まとめ
これまでに建設キャリアアップシステム登録時に必要な書類について説明してきましたが、多くの書類を集めて選別し、またこれをミスなくやらなければ不備があるとして、やり直しをしなくてはならないこともしばしば発生します。このように実際に仕事をしながら建設キャリアアップシステムに登録することは大変手間のかかることです。なので、建設キャリアアップシステムの代行手続きの専門家である当事務所まで、ぜひご相談ください。ご依頼者様の負担を減らすことが出来るよう尽力を尽くしてまいります。
初回相談は常時無料で受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。